背中にかく大量の汗は多汗症?

手には手の多汗症(手掌多汗症)、脇には脇の多汗症(腋窩多汗症)など特定の部位には個別に○○多汗症という名称がつけられていますが、背中には特別な名称はついていません。しかし、大量の汗で悩んでいる方は背中の多汗症の可能性はあります。

背中の多汗症というのは手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)や腋窩多汗症(えきかたかんしょう)のように手術など専門の治療法が確立されておらず、なかなか克服・改善が難しい悩みでもあります。

背中は面積的にも体の大部分を占める大きな部位です。
面積が広ければ当然汗腺も広範囲に分布しており、もともと汗をかきやすい部位でもあります。夏の暑い日や運動後など背中が汗でビッショリ濡れてしまう方も多いですよね。

また、汗っかきの方が多い外国人を見てみても背中のみならず、胸や脇周りなどTシャツの色が変わっている絵を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

このように背中はもともと汗が出やすい個所で、深刻な場合を除けば誰でも比較的汗はかきやすい場所です。

背中(胴体)には心臓や肺などを含む、多くの臓器がつまっており、体温を常に一定に維持し続けなければいけません。そのため、臓器の最も近くにある背中は体温調整のために流れる温熱性発汗が盛んな部位でもあるので汗はかきやすいんですね。

また、多汗症とは別に更年期障害などにより、体温の調整機能が衰えている可能性もあります。更年期障害の一つの症状として体のほてり、それに伴う多汗があります。これは女性ホルモンの影響による自律神経の乱れなども関係しているため、更年期障害を改善することで汗の悩みを解決できる場合もあります。

普段から背中に大量の汗をかいてしまう場合は多汗症である可能性も高いですが、あなた自身の汗の原因はどこにあるのか?どんな場面で汗をかいてしまうのか?こういった点を見つめ直すことで自分の汗がどんな汗なのかが見えてくるはずです。

大量に汗をかくから100%多汗症ということでもありません。一度自分の汗の原因を振り返ってみると良いでしょう。