背中の汗に効く(使える)制汗剤はあるの?

汗を止める方法として最も手軽で多くの方が最初に施す対策として「制汗剤」の使用があります。制汗剤は文字通り「汗を制する(止める)薬」のことです。薬と言っても外用です。

この外用であることが肌荒れなどの副作用や合う合わないを除けばトラブルが少なく、誰でも使いやすい方法であるため、はじめの施策として取り入れる人が多いです。

では、この制汗剤に背中用というものは存在するのでしょうか?

私が調べてみたところ、「背中専用」として売り出している制汗剤はないのが現状です。多くの物は脇汗用や手足用がほとんどです。中には顔汗専用というものもありますが、やはり脇や手足と比べれば圧倒的に商品が少ない状況です。

背中というのは「背中にかく大量の汗は多汗症?」でもお伝えしたように非常に汗をかきやすい部位ではありますが、服に覆われているため、服やその他背中汗対策グッズやインナーなどが販売されており、そちらで対策をする人も多いのかもしれません。そのため、対策グッズはあっても専用の制汗剤は今のところはなさそうです。

もちろん、私が知らないだけかもしれませんし、今後背中専用として制汗剤が発売されることもあるかもしれません。

では、制汗剤で対策はできないのか?
と言えばそうではありません。

背中は体の中でも皮膚が厚い部位と言われており、目安ではありますが、だいたい2mmほどの厚みがあると言われています。ちなみに、人体で一番皮膚が薄い部位は瞼(まぶた)でその厚みは1㎜程度と言われています。

同じ2㎜程度の厚さの皮膚がある部位としては、体の大部分がそうです。手のひらや足の裏は比較的皮膚の厚い場所ではありますが、それでも、3~4mm程度と言われています。

そのため、手足専用の制汗剤であると皮膚の厚みがある部分に対する制汗効果を目的に作られているため作用が強い場合がありますが、脇や顔、首元など背中と皮膚の厚みがさほど変わらないような場所への使用を目的に作られている制汗剤は背中への使用も安全です。

そのため、背中用の制汗剤がない場合はそういった部位への適用のある制汗剤を使用すると良いでしょう。ただし、脇汗用の制汗剤で脇への使用以外はやめるように注意書きされているような場合は使用しない方が安全です。

または、制汗剤ではなく、吸水性と発汗性を備えたインナーを着用するのも良いでしょう。